2010.01.11 (Mon)

シャーゲルSS『Run,together.』前編

去年作った本が実はまだ残っています。
とらのあなさんとかで通販をしようかな、と考え中ですが予定は未定です…。

というのは置いておいて、今日はストウィチのシャーゲルSS。
本当は3連休の最初に完成させようと思っていたんですが、思ったより長くなってしまって、あと、シャーリーがどう行動するかがつかめなくてなかなか形に出来なくて/(^o^)\

とりあえず、、前編!
後編はまた来週末かなんかで…。
元ネタはちなみに最近見た夢だったり(爆)!
拍手返信は文末になります、続きからどうぞ!
【More・・・】




最近、ネウロイの襲撃予測が外れ続けている。
ネウロイが未知の生き物である以上、予測などしようがないが、ここ最近までなかったことだった。
万が一ということを考え、ミーナは昼間の哨戒任務の強化を宣言し、今日は、シャーリーと私とで哨戒任務に当たっていた。


『Run,together.』


ごおおおお、とエンジン音を響かせて私達はブリタニアの海上を飛んでいた。
少し後ろから付いてくるシャーリーが気だるげに口を開く。

「おーい、バルクホルン、ちょっと休憩しないか」

そののんびりとした口調にかっとなる。

「何を言っているかリベリアン。今は任務中だぞ」
「わかってるんだけどね……なんか今日はネウロイ出ないんじゃないかってそんな気がするんだ」
「勘か?」
「そうだよ」
「お前の勘など当てになるか」

吐き捨てるように言うと、私は再び進行方向へと目を転じる。
逆に私は…嫌な予感がしてならない。

「ひどいなー……ん?」

その言葉に背後を向くと、シャーリーは何かに気づいたように左手方向を見ていた。

「どうした」
「あそこ……なんか変じゃないか?」

あそこ、とシャーリーが指差した方向を見ると、海の表面を船が走っているかのようにしぶきが真っ直ぐこちらへ延びて来ていた。

「……なんだ……?」

MG42を構えなおし、目を凝らす。
何も、見えない。

「バルクホルン!」
「……ッ!?」

シャーリーの声に反応した時には既に遅く、私は何かにぶつかられ、吹っ飛んだ。

「おい、バルクホルン! 大丈夫か」
「……ああ、大丈夫だ」

少し体がきしんだが、10mほど吹っ飛んだだけだ。
シールドも間に合ったし、大丈夫だろう、そう思ってシャーリーに応えた。

「そうか……。だけど、何だったんだ、今のは……」

一人ごちるシャーリーの元までストライカーを駆って行こうとすると、Fw190Dが煙をあげた。

「さっきの攻撃でストライカーが壊れたのか?」
「……どうやらそのようだ……ゆっくりであれば進めるようだが」
「そうか、まずいな……」

シャーリーになんとか並ぶと、その目線の先を追うと、通り過ぎていったはずのしぶきが引き返してこちらに向かっているのが見えた。

「目に見えないネウロイなのかな」
「かもな……全く、今日はお前の勘によるとネウロイ出ないんじゃなかったのか」
「たまには私の勘だって外れることあるって」
「全く……」

呆れているとシャーリーはにやり、と笑ってみせた。

「あのお堅い大尉殿がこんな場面で軽口を叩くとは、随分と柔らかくなられたことだ」
「うるさい、誰かに感化されたんだろう」
「照れなくたって良いじゃないか、いい変化じゃないか」

私の意図を分かっていない様子のシャーリーの返しに私は反論する気にもならなくてため息をついた。

でも、すぐに真顔になる。
状況は変わっていない。
ネウロイがすぐそばにいるのは、変わりがない。

「さて、どうするかな」

一人ごちてネウロイの接近を知らせる水しぶきをにらみつける。
インカムがオンであることを確認して、501の基地へと連絡を試みる。

「こちら、ゲルトルート・バルクホルン。本部、応答してくれ」

返ってきたのはざざざざ、という雑音。

「連絡は取れない、か」

ネウロイが妨害電波でも発しているのだろうか。そうだとすれば非常に厄介だ。
私の様子を受けてシャーリーが状況を理解する。

「それに、十分にブリタニアの観測範囲内だというのにネウロイの接近に気づいてどこかの基地が動いている様子もないな」

私はシャーリーの分析に付け加えた。

「さあて、どうしようかねえ」

のんびりと、先ほどの私と同じ言葉を放つシャーリーに目線をやり、そして私自身のストライカーを見た。
方法は、2つだけある。

「イエーガー大尉」
「なんだよ、改まって」
「私に考えがある」
「却下だ」
「な……!?」
「あんたが残って、私が救援を呼びにいくってんだろう?」

図星をつかれて私は押し黙る。
ここに2人で残るか、1人残って足止めしている間にもう1人が救援を呼びに行くか。
その2つしか方法はない。

「あんた、まだ犬死にしようとかしてるのか? 守れればそれでいいのか?」
「それは……そんな時期もあったさ。でも、今の私は、違う」

宮藤に救われた、あのときから。

「信じて欲しい」

真っ直ぐにシャーリーを見つめるとシャーリーは頭をぽりぽりとかいて、私に背を向けた。

「わかったよ。でも、プラン2を私は選択するからな」
「プラン2?」
「この状況では2つ方法がある。1人が残るか、2人が残るか。私は、後者を選択する」
「な……ロッテ編隊だけで勝てる相手じゃないぞ!?」
「だーいじょうぶだって。なんてったって」

シャーリーは一拍置いた。

「大尉クラスが2人も揃ってるんだよ? 向かうところ敵なしだって」
「はぁ?」

根拠のない自信にあきれ果てる。
が、口を開くと同時にネウロイに動きがあった。
私が反応するより先に軍服の首の辺りをつかまれてシャーリーの元に引き寄せられる。

「ほら、よそ見してると危ないよ、大尉殿」
「……すまない」

敵の前で隙を見せたのは私のミスだ。
こいつに指摘されるのは悔しかったが素直に自分の否を謝った。

「とにかく、こいつは私達だけで倒す」
「どうやってだ」
「私が大尉の前に入ってシールドを張る。大尉は私の後ろでネウロイを狙ってくれ」
「……それじゃシールドを常に全開にすることになるじゃないか。お前の魔法力が持たないだろ」
「そうだね、だから、なるべく早めに……ケリつけてよっと!」

言いながらこいつは私の前に立ちふさがりシールドを張ってネウロイの攻撃を防いだ。
呆けている場合じゃない。自分の責任でこいつを落とさせるわけにはいかない。
私は必死で海の上に走るネウロイの軌跡を追いながら二丁のMG42を撃ち続けた。



(To be continued...)


後編はもう書き終わってはいるんですが、ちょっと着地地点に不安が/(^o^)\
書いている途中で悩んだのは、シャーリーは2つある作戦…

①バルクホルンに反論するものの、バルクホルンに諭されて基地へ救援を呼びに行く
②バルクホルンの提案を却下して自分も残ってネウロイを倒す

のどちらを選ぶかなってことでした(ちなみに①はフリック&ビクトール案、②はメロス案と私は呼んでいます(爆))。
シャーリーがつかみ切れてなくて、でも、置いていかない気がする、と思ってシャーリーには②を選んでもらいました。
これは、、単純に興味ですが、読んでいる方はシャーリーはどっちを選びそうか…そういう意見も聞いてみたいので、何かある方は拍手までお願いします( `・ω・´)






拍手返信です!

わたるさん
あけましておめでとうございますー!
えっ、ここのサイトググると出てくるんですかw嬉しいです(爆)
あ、そうですよね、わたるさんの住んでいる所ならラジオでもいけそう…!!ぜひ試してみてくださいw
私のところは残念ながら、地方的にも、そして電波状況的にもラジオだと聞ける可能性がゼロです…だから、ネット配信は本当に助かります。。
秘め話、わたるさんも聞きましたか!
エイラニャ的にもおいしいドラマCDになっているからすごく楽しめましたよね(*´Д`*)

今年もよろしくお願いします、コメントありがとうございました!
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22:31  |  SW SS  |  トラックバック(0)

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