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2009.11.01 (Sun)

ミートゥルSS『茜空』

秘め話CDが昨日、届きました。
うおおおおおお、時間がなくて、カールスラントのテイクオフボイスから先をまだ聞いてません^p^
とりあえず図書館島の原稿があらかた終わったので、先週お話していたミートゥルのSSを書いてみました。
どうにも私は夕日とかそういうのが好きなようですw
続きからどうぞ!
【追記】:2009年11月1日21時35分
拍手・コメント返信は次の更新の時にお返しします><
【More・・・】




ぼんやり、日が落ちる。

綺麗な夕焼け、藍と赤とが支配する世界。
街も、人も、ストライカーも全てが空に染められる。
そんな中、私とミーナは飛んでいた。
今日はネウロイの襲撃予測日だったから。
しかし、最近では予測は外れるようになってきているからか、今日の予測は外れのようだった。
…夜に関しては分からないが……あとはリトヴャク中尉に任せることになり、私達は基地へと帰還の途についていた。

予測しない日に来る、のではなく、予測したけど来ない、のは私にしてみれば少しもどかしい。
1体でも多くの敵を倒したい、その気持ちはまだ私の中でくすぶり続けていたから。

ふと、横を向くと空に溶ける赤髪。
綺麗だな、素直にそう思うと、心の中のくすぶりがすう、と溶けていった。




『茜空』




「今日はネウロイの襲撃はなさそうね」
「そうだな」
くすり、ミーナは少し笑うとネウロイが出ないのはいいことなのだから、むすっとするのはやめなさいな、と諌めてきた。
「むすっとなど、していないぞ」
「そう?」
くすり、また笑うとミーナはさっと真剣な表情へ変えた。
「私は…情けないことだけど今は、ネウロイが来ないことにほっとしているわ」
「……」

―坂本少佐のことか―

…とは、聞かない。
今、坂本少佐は扶桑へ一時帰国している。
たった一人いないだけなのに、ミーナにとってその不在はあまりにも大きいのだろう。
ミーナの精神的支えになっているその存在に、嫉妬しないわけではなかった。
でも、私では代わることはできないのだろう。
くやしさに唇を少し噛む。
だけど、その分私は戦闘の面でミーナの助けになろう、そう決めていた。


ふいにミーナが前進するのをやめた。
私も前へ進むのを止め、何事かとミーナの表情をうかがうと、その目は遠く、夕日と、海を見ていた。

「……どうした」
「いえ……。私たちはいつまで戦っていれば良いのか、そう思うときはない?」
「……ネウロイを全て殲滅するまでだ」
「……そうね」

寂しそうに呟いて、ミーナはなおも海を見つめた。
海の先、母国・カールスラントを思い、そして、そこで亡くなった同胞と……クルトのことを想っているのだろうか。

ミーナは強い。だけど、時折遠くを見つめる表情はひどく弱く見えて。
あの日と同じ色をしたこの海と空に、ミーナが連れて行かれてしまうのではないか、と不安が私を支配した。

20090914174321.jpg

連れて行ってくれるな、この大好きな赤髪を。

そう思うと、思わず私はミーナを抱きしめていた。
抱きしめる。
ここに君がいると言うことを、私に教えてくれないか。

「……大丈夫よ」

そう言ってミーナは子供をあやすように私の背中をぽん、と叩く。
いつもそうだ。「大丈夫だ」そう言って安心させたくても、いつも、私のほうが包まれてしまう。

身を離してミーナの髪をすくう。
「……子供みたいだ、と笑わないでいてくれるか?」
「内容によるわ」
ミーナの言葉に眉が下がる。
そんな顔をしないの、話してごらんなさいな、その言葉に背中を押されて続ける。
「あまりにもミーナの赤髪が綺麗で、夕日に溶けて見えたものだから、ミーナが溶けてしまうのかと……そんなことを思ったんだ」
「……大丈夫よ」
ミーナは繰り返し、私の手を握った。
「トゥルーデの髪の色も今は同じ色よ?」
「私は……元はつまらない色だけどな」
こそばゆくて苦笑いを浮かべる。
「トゥルーデらしくて私は好きよ」
「地味ということがか」
少し茶化すとミーナはまっすぐに私を見つめた。

「素朴で、純粋で、一本気で。そういうところがとても好きよ」

不意打ちにびくり、と身をのけぞらせる。
その茶化しているのか真面目なのか分からない表情と空気から逃れるように私は視線をさ迷わせた。

「その、えーと、綺麗な空だな」
苦し紛れの言葉に余裕の笑みを見せる。
「まもなく陽も落ちて、暗くなるわ」
ああ。短く返す。
「カメラを持ってくればよかった、こんなに綺麗なのに」
「カメラじゃこの空は収まりきらないし、この綺麗さは伝わらないわ」
「それもそうかもしれないな……」
「帰りましょうか、陽ももう、完全に落ちてしまうわ」
またストライカーを前進へと切り替え進み始めたミーナから半拍遅れて私も続く。

それでも私は心の中でシャッターを押した。
夕闇の中でなお輝く美しい赤髪をいつまでも忘れたくなかった。



(fin.)



というわけでミートゥルでした!
時間軸的には宮藤が501に来る少し前。
ゲルトさんが少しキザなのは気にせずっ(笑)。
少しネギま!のSSとかぶってしまった…かな…。。
ちなみに途中に入っている写真はこの夏に旅行に行ったときに撮った写真です。
夕日がめちゃぁくちゃぁ!綺麗でした!

↓感想ありましたらお願いします(`・ω・´) ↓



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