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2009.09.10 (Thu)

シャーゲルSS『fall in...』

わたしにできること4と図書館島の休日8日目のサークルリストが更新されましたね…!
これは…いよいよ原稿追い上げていかなくてはです…。

そしてなぜかシャーゲルを書いていて、変に色気出してギャグやらラブやらシリアスやら詰め込んだらなんか何したいかわからないものができてしまった…。

ぐふん…。
ま、まぁ…いいか…。
ということで、続きからシャーゲルSSと拍手返信です( `・ω・´)
【More・・・】





『fall in...』


ある日の昼下がり。
私はいつものようにガレージでストライカーのメンテナンスをしていた。
その横にはバルクホルン。
怪訝そうな顔をしながら、私の手伝いをしていた。
手伝いを条件にルッキーニの貸し出しを決めたのだから、仕方ない、という空気がバルクホルンの背中から面白いくらいに伝わってきた。


「なぁ、バルクホルン」
「なんだ、リベリアン」

こいつはいつもそうだ。
ただ私が話しかけただけなのに何で既に眉間にしわが寄っているんだ。
その表情が年に合わず幼くて、思わず笑ってしまった。

「なんでそんな表情をしてるんだよ」
「自分の胸に手を当ててよーく考えろ!」

私は言われるまま、胸に手を当てた。
うん、今日はまだバルクで遊んでない。

「……それでさ」
「……おい、ちゃんと考えたのか。そんな短時間で済まされるほど、お前が今まで私にしてきたいたずらは少なくないはずだぞ」
「あーはいはい。それでちょっとお願いがあるんだけど、あそこのストライカー、こっちまで運んでくれない?」
「……お前は、私をなんだと思っている……」
「あ、そんなこと言ってると、もうクリスのプレゼントの見繕い、ルッキーニに頼んでやんないぞ?」
「ぐ……」

バルクホルンはルッキーニのことが苦手らしい。嫌いというわけではないらしいが、子供には安全なところにいてほしいというなんともこいつらしい不器用な優しさだった。

「運べばいいんだろう、運べば」

バルクホルンは肩を怒らせ、ストライカーに近寄ると、意識を集中させて、使い魔を解放した。
ふと、その後姿、というか耳を見ていた私は、前々からやってみたかったことを思い出して、バルクホルンに寄った。

ふに。

「ぬぁにをするんだ!」
「いやぁ……あんたの使い魔の耳、一度でいいから触ってみたかったんだよね」

ふにふに、と触ってもふっと頬ずりしてみる。
バルクホルンはくすぐったいようで、やめろ、と顔を赤らめて弱々しく抗議した。

「うん、やっぱり気持ちいい」

満面の笑みで言うと困ったようにバルクは答える。

「耳は…弱いんだ、こういうのはやめてくれ……」

怒るのではなく、弱々しく言うものだからおかしくて笑ってしまった。

「お前は私をなんだと思っているんだ……おもちゃじゃないんだぞ……」
「違ったのか!」
「おまえぇぇ!」

元の勢いに戻ったかと思えば。元を通り越してしまったみたいで。

「リベリアン……お前は私のことをなめているみたいだな……」

じり、じり、と寄ってくるバルクホルンと、背中にぶつかったストライカーに危機感を覚えた。

「待て、話し合いで解決しよう」
「却下だ。今日という今日はお前に身の程を知らせてやる」
「……っ」

逃げるが勝ち、と使い魔の力で逃げようとしたが、使役する時間分、バルクホルンの方が早かった。
あっさり捕まると、持ち上げられる。
じたばた、と身をよじるが、どうにも自由が利かない。
はぁ、とその状態のままため息をつくと、私は口を開いた。

「……それで…ここからどうするんですか、大尉殿」

ただ持ち上げただけじゃないか。
呆れたように言うと、先を考えていなかったのか、バルクホルンは言葉に詰まった。

「た、た……たかいたかいだっ!」
「はぁっ!?」

そしてやつは思いっきり私を上へぶん投げた。
完全に混乱しているな……。
ってちょっと待てよ……。

「お、おぃ、バルクホルン、ちゃんと受け止めろよ!?」
「ふっふっふ……それは約束できないな……」
「ちょっと待てー!?」

ガレージの高さすれすれまで飛ばされながら危機感を覚えた。
落下して……でも奴は受け止めて見せた。

「ぐっ……重い。やせたらどうだ、リベリアン」
「よけいなお世話だ」

軽口を叩くものの、少し手が震えた。
もちろん受け止めてくれるとは思っていたわけだけど……。戦略的以外の落下、というのはウィッチの力が尽きることを意味する。
ただ、重力に身を任せるしかない、無重力感、無力感。
いつかは、自分も経験するのだろうか?
なんて、たかだか「たかいたかい」からこんなことを考えるのはおかしいだろうか。

「どうした?」

私をお姫様よろしく抱えながら、バルクホルンが声をかける。
普段とは異なり、上から聞こえてくる声になんでもないさ、と声を返す。
そういえば、こいつも落ちたんだったな……。
宮藤たちのおかげで命は拾ったわけだ、でも、そのときの遠くなっていく空は絶望に映ったんだろうか。
私にしてはネガティブな思考を頭を振って散らす。

「とにかく! これにこりたら私で遊ぶのはやめるんだな」
「……」

バルクホルンのくせに、生意気だ。
先ほどまでのネガティブな気持ちの反動がバルクホルンに向く。
もう、全部お前のせいだ。

ふに。

バルクホルンの耳を先ほどと同じく触る。

「こ、こら、やめろ……」

どんどんバルクホルンの魔力が弱くなっていき…耳が消えた。つまり。
「どわぁ!」
バルクホルンが倒れると同時に私もその腕から落ちた。





「いてて……」

起き上がるとバルクホルンの顔が目の前にあった。

「だから言っただろう! 耳は弱いんだって!!」
「あはは、ごめんごめん」
「もういいからどけ」
「……」

よくよく考えてみれば、これは、マウントポジション。
バルクホルンをいじるのに常日頃から余念のない私にとっては逃す手はない絶好の機会ともいえた。

すっ、とバルクホルンの顔の両脇へ手を置く。

「なぁ、バルクホルン」
「なんだリベリアン、早くどけ」

憮然とした表情に思わず笑みが出る。

「なんでいつも私のことをリベリアンって呼ぶんだ」
「リベリアンはリベリアンだろう」
「知らないのか、バルクホルン大尉ともあろう人が……リベリアンとはリベリオン合衆国全国民を指すんだぞ」
「お前…馬鹿にしてるのか、それくらい知ってい……」
「だからさぁ、リベリアンなんて多数を指す言葉じゃなくて、私自身を指す言葉があるだろって言ってんの」
「……」

すっ、そのまま、バルクホルンの耳元に顔を近づけ、囁く。

「呼んでくれないの?」
「……っ」

バルクホルンの顔が赤に染まる。

「呼んでくれたら、ここから退くよ」
「……」

バルクホルンを正面に見据える。
鼻先さえつきそうな距離だった。

「……シャーロッ…」

唇を寄せて、その呼ぶ声を私の中に封じる。
だから、ノーカン。
退いてなんか、あげないよ?


(fin.)



…ちょっと奮わないかもしれません/(^o^)\
感想ありましたらお願いしますー!




拍手返信です!

ヤンスさん
おおお、レポ読んでくださったのですか!ありがとうございます!
拙いレポですが、伝われば幸いです^^
軍服買いたいですよね!!イベント前にチラシ見たときはどうだろう、と思っていたのですが、園崎さんが来ているのを見て、傾きました\(^o^)/

監督と田中さんのやりとりは面白かったですwところどころ黒ミーナさんがイベント通して出てきていて、それもまたおもしろかったですw

コメントありがとうございました!


みさんさん
お疲れ様でしたー!!
ほんと、みさんさんのおかげで今回のイベント、何倍も楽しかったです(*´Д`*)
ありがとうございますw
またイベントがあった時にはぜひw

コメントありがとうございましたー!


ちいさいエーリカを護るおねえちゃん...かっこいいです... の方>
ゲルトは普段エーリカに対してぞんざい(笑)ですけど、きっと、心の中ではすごく大事にしてると思うとですよ(*´Д`*)

コメントありがとうございました!


いい9話デシタ!の方>
もしかしてゲルトのSSでしょうか…?
違っていたらすいません(汗)
ストウィチで1番最初のSSなので、思い入れもあったりしますw
ありがとうございます(*´Д`*)

コメントありがとうございました!

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20:59  |  SW SS  |  トラックバック(0)

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