2009.02.15 (Sun)

エーゲルSS『まめ』/拍手返信!

題名がストレートにもほどがあるエーゲルSSです。
宮藤、って意味の豆でも節分って意味の豆でもトゥルーデの性格的なマメでも取れるからOKだよね、うん、このままでいいや、と仮題をそのまま採用してみましt

…ある節分の日の一コマです。
続きからどうぞ!

※内容に関わることなんですが…豆は砕けるとか言っちゃいけません(爆)。それを踏まえた上でどうぞw
【More・・・】






危ないよ、と言ってあげればよかったんだけど、とっさの判断で私はそうしなかった。
どうなるかな、って気になったから。
結果は予想通りでもあるし、期待はずれでもある。
廊下に無様に転がる相方を見て、やっぱりあなたは変わったよ、とつくづく思うのだ。



『まめ』



「トゥルーデ。何やってるの?」
「……」

倒れたまま応答がないので私は膝を屈めて倒れたトゥルーデの顔をのぞき込んだ。

「おーい? その格好、たのしー?」

ひらひらとトゥルーデの目の前で手のひらを往復させると、
羞恥と怒りに瞳を燃えさせてトゥルーデはすっくと立ち上がった。

「誰だ、こんなところに豆をばらまいたのは!!」

豆が散乱していた。それに気づかないトゥルーデもトゥルーデだ、と思うと同時に。
トゥルーデの魔法は声帯さえも強化するのだろうか。
力一杯叫んだ声は基地全体に木霊するようだった。
近くにいたものだから、あわてて耳を塞がなかったら鼓膜がどうなっていたことか。

その音量に驚いたように傍らの部屋の扉が開いた。

「ど、どうしたんですか?」

そう言いながら出てきたのはリーネと宮藤だった。

「トゥルーデがおっちょこちょいだっただけだよ」

そう言って私は屈めていた膝を伸ばして立ち上がり、腕を頭の後ろで組んだ。
憮然とした表情を浮かべ、トゥルーデは押し黙った。

「「え……?」」

仲の良い2人は声を合わせるとそのままトゥルーデと傍らに落ちている豆を交互に見た。
合点がいったようだが、2人はすぐに顔を青くした。
そして頭を垂れる。

「すみません」
「え?」
「この豆、私たちのせいです」
「は?」
「扶桑では2月3日に豆をまいて1年の安全を祈願するようなんです」
「それでリーネちゃんが見たいということでこうして実際……」

トゥルーデがあっけに取られる気配がした。
自分がこんな豆にも気づけないなんて、そんな悔しさに似た感情や、
こんなところに豆をまいたやつを暴き出してやる、という怒りや、
その「罠」が宮藤によるものだったという複雑な気持ちが、
その背中からにじみ出ていた。

「…トゥルーデ」

それでもこの場をどうにかして収めてよ、その気持ちを込めて名前を呼ぶと、
スイッチが入ったようにトゥルーデが反応した。

「その…そういうことなら仕方がない。風習じゃな……。
それに、私もたるんでいたのかもしれん。くれぐれも注意することにしよう」

それじゃあ、と言って去る姿はかっこいいの一言。さっき豆で転んだ人には見えない。

私も宮藤たちに軽く挨拶をすると先に歩きだしたトゥルーデの後を追って曲がり角を曲がった。




…そうして目に入ったのは地面に転がっているトゥルーデだった。

「……何やってるの」

一応、聞いてみる。

「不覚だった、二段戦法とはな……」

突っ伏したまま、笑いながら言うトゥルーデは少し怖い。
横をふと見ると、そこは坂本少佐の部屋だった。
この日の扶桑人は罠を仕掛けるのだ、と独り合点する。
そして再び立ち上がってあるきだしたトゥルーデの背中に少しくすりと笑って、私は思った。


あなたは変わったんじゃない、
きっといろいろな重荷を下ろして、素のあなたが見えてきたのだ、と。
そしてさらに強く思うんだ。
どんなに変わっても私はあなたのことが大好きだよ、と。

(fin.)

というわけで節分なエーゲルでした!
面白いギャグってどうやって書くんだろう…orz
豆で転ぶゲルトを見てもそういう抜けたところを仕方ないなぁ、私がしっかりしないとね、なんて思っちゃうエーリカだったらいいと思うんです(笑)。
あぁ、というか、みんなの部屋の位置が適当すぎる…要勉強!ってことですね><

とりあえずメガマガを今日買ってきます^p^

拍手返信です!

ヤンスさん>
友チョコですかwいいですね(*´Д`*)
私は今年は土曜日ということで友チョコはあまりもらえず…(もらう気満々だったようです(笑))。。
エーゲルSSは…ギャグっぽいのをあまり書かないためかこんな感じです/(^o^)\
2万是非狙ってくださいb
天地人は結構面白い、と思います。妻夫木さんの泣き演技が毎回入るのが見所です(笑)
コメントありがとうございました!




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