2009.01.30 (Fri)

タイヨウのうた

今日は30日…ストウィチの5巻の発売日ですね!
取りに行けるかな…。そういえば昨日、5巻の限定版の表紙のゲルトみたいなコートを着ている人を発見しました。ついて行くところだた、危ない(お前が危ないw)


その話とは別に、映画の「タイヨウのうた」見終わりました。
YUI、やばいな…こう、耳に残るけど透明な声。
不思議と耳朶を打つ感じが、素敵でした。
お話としては、太陽の光をあびると死んでしまうXPという病気の女の子と、地元の男の子が出会う話。

窓から見える男の子が好きで、よく見たくてバス停の位置をこっそり変えたり、それを直す運転手さんにむくれたり、昼の彼の映像見ながら夜の同じ道を歩いたりと、YUIのさりげない仕草がぐっと胸に来ました…!

以下、微ネタバレの後日談。
見終わった勢いのまま、もう少し、薫のことひきずってもいいんじゃないか的後日談を書いてみました(爆) 。
【More・・・】




君が残した歌を聞くとき、僕はいつも決まって思うことがある。
どうして、君はいないのか、と。
僕の好きな君の歌を、僕の大好きな君と共有したいのに、
どうして、君はいないんだ。


君の歌は、ラジオに乗って、人の噂に乗って、
少しずつ、広がってきている。
君の歌は力を持っている。
少しでも多くの人に知ってもらいたくて、CDを出した。
僕の願いであり、君の願いでもあったと、確信している。


でも、広がれば広がるほど、僕は思うんだ。
この歌を歌っている君はもういないのか、
本当に、いないのか? ……いないんだ。

雑踏の中に君を探す、なんてことはしない。
君は僕の背中を押し倒すんだろう?
無茶な自己紹介なんてして、あっけに取られる僕の答えを待たないまま、また。

どこかへ、太陽へ、消えるんだろう?


喪失感に駆られて、最近ではCDを最後まで聞かなくなった。
夏はもう過ぎ、月日は流れる。
秋の静かな夜に、君の歌はあまりにも響きすぎた。
だけど、目の前に置かれたCDが目に入る。
今日、届いた宅配便だ。
差出人の名前は書いてなかった。
不審に思ったけど、宛名が自分だったので部屋に戻って小包を開けた。
中に入っていたのは、あの白い盤のCDが1枚とメモ紙が1枚。
先にメモ紙を見ると、「こうじくんへ」と揺れる字が書かれていた。
君の字だ、と分かるまでに時間はかからなかった。
メモ紙に書かれていたのはこの一文だけだった。

残るCDをCDプレイヤーに恐る恐る入れて、再生させる。
君のあの歌が流れる。
目をつぶって、その歌声に耳を傾けていると、ふと思いついて、右耳のイヤフォンをはずした。
もう片方のイヤフォンを、君がつけてくれるような気がして。
曲が終わる。
いつものあのCDだ、と思って切ろうとした、そのときだった。

「すいません、CDにメッセージを入れてもいいですか」

あのCDの中以外で聞く、君の声が優しく左耳を打った。
どうやら許可されたらしい。彼女が息を吸い込む音が聞こえる。

雨音薫、16歳です。
性格は少し短気です。歌うことが好きです。
好きなバナナは…。

初めて会ったときと同じ自己紹介がされて、思わず噴き出した。
その瞬間。最後の言葉。

「好きな人が、できました。
こうじくん、大好き、だよ」

ぷつん。
CDプレイヤーが止まり、収録されたファイルが終わった音がした。
だけど、僕は、動くことができなかった。
片方のイヤフォンは、僕に君の存在を意識させ、
そして君の不在をも、意識させたから。

恥ずかしがり屋の君が勇気を出して言っただろう言葉に、身動きができなかった。
息さえできなかった。
ただできたことといえば、僕の変わらない気持ちを口にすることだけだったんだ。

(fin.)

てなわけで…ここまで読んでくださってありがとうございました><

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