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2007.07.20 (Fri)

コラボSS『未題』

更新あいてしまってすいませんww

えと…今回はコラボで盆さん(http://bonbonbobon.blog73.fc2.com/)に挿絵を描いていただいちゃいました…!!

本当に感激すぐる…!!
実際頂いた時に泣いたのは内緒ですw

では…続きからどうぞ!
【More・・・】


ぱしゃっ
ぱしゃっ…

水が跳ねる音がする

「…まだ、やっとるなぁ…」

ここは麻帆良学園の室内プール
プールで泳ぐ少女が一人、
プール横のガラス張りの見学席に座っている少女が一人、

午後、7時




「ふぅ…」
アキラは泳ぎ終えるとプールから上がった

コンコン

何かの音を聞いて、そちらを向く
そこには、ガラスをたたく亜子がいた



「無理しすぎやで、アキラ」
着替えて帰り道につくやいなや亜子はこう切り出した

「え?そうかな??」
とぼけてみるが、亜子の目は真剣だ

「そうや」

「…うん、わかってはいるんだけど…
なんか体が軽くって、泳ぎ始めると止まらないんだ
それに明日は、選考会だしね」

「……」
亜子はいったん怪訝そうな顔を見せた後、続けた

「でも…無理はあかんよ?」

「わかってるよ」
アキラは少し困った表情を浮かべながらうなずいた




次の日

亜子は昨日と同じく、見学席にいた

−部活休みやし…
なにより、アキラの様子が気になって仕方がないわ…体が軽いとか、なんかのサインなんじゃ…


プールではアキラが台の上にのぼったところだ

ピーッ

選手が一斉に飛び込む

水が跳ね
選手たちは踊る


泳ぐアキラの姿を見て
亜子は心配してきたのも忘れて、その姿に魅了された


−やっぱ、アキラの泳ぐ姿は、きれいや…


視線がアキラにとどまって離れない
離したくない−




しかし…出来事は一瞬だった


アキラがいきなり水の中でもがき始めた

「え?」

あの、アキラが、おぼれてる!?

『アキラ!』
部員たちの声がくぐもって聞こえる

亜子は立ち上がってガラスに近づいた

そこには、ガラスの壁

物理的なものだけでなく、
見えない、壁を…そこに感じた


アキラを助けるために部員が飛び込んだ






「こほっこほっ」
助けられたアキラはせき込んだ
「大丈夫か??」
傍らにいた部員が話しかける

「はい…」
答えたきりアキラは自失したように、視線を中空に巡らせた



「アキ…ラ」
その様子を見て、
かける言葉が見つからなくて…
亜子はその場を去るしかなかった



次の日

アキラのことが気になって亜子はプールの方へ足を向けた
いつもなら、アキラが一人で泳いでいる時間

「おる、やろか…」


おそるおそる、中をのぞき込む

アキラはプールサイドに腰掛け、膝までを水に浸からせてぼんやりとしていた

水面を見つめる瞳にいつものような光はなく、
それは何かを恐れているようで…

−一人にしたらあかん…

亜子はそう思うと、意を決してプール側への扉を、今度は迷いなく開いた



「アキラ」
ひたひたという裸足がプールサイドをたたく音でとうに気づいているだろうが、亜子はあえてアキラの名前を呼ぶ

「…亜子…」

アキラは力なく亜子の方を向く

「隣、ええかな?」

「うん…」

亜子がアキラの横に腰を下ろす

「この時間になると冷たいなぁ」

水に浸からせた自分の足を見て亜子がつぶやいた

「うん…」
「…」
「…」

沈黙が舞い降りる

亜子は必死に考える

−なんて言うべきやろか…
あかん、言うことも決めんと飛び出してきてもうた…
『選考会見てたよ』

…あかん、それじゃえぐってまう…

何か…

何か言わんと…



躊躇

沈黙


これを破ったのはアキラだった

「あの…さ…」

亜子はアキラの方を向き、黙ってアキラの次の言葉を待つ


「小さい頃から…水の中が好きでさ」

アキラはただ水面を見つめ、言葉を続ける

「水の中に、自分がとけ込んでいくような、
何かが解放されるような感覚が好きだった」

アキラが足を揺らして、水音が跳ねる


「だからさ…
初めてなんだ、水が怖いって感じるの…」

「…」
亜子は黙って聞いている


亜子アキ 盆さん






「また、動けなくなるんじゃないかって、
失敗するんじゃないかって、
…不安で」


ぽつりぽつりとアキラの言葉があたりに響く

「…」
「……」




「アキラ」

アキラは水面から亜子へと視線を転じた

見つめ合う形になる

亜子のまっすぐな、澄んだ瞳に、アキラは吸い込まれた


「昨日な、実はウチ、見に行ってたんよ」

「…」

「ごめんな、勝手に行ってもうて…」

「そんなことない」
アキラが大きく首を振る

おおきにな、とつぶやいて亜子は続けた

「ウチ、考えたんよ、
アキラのために何ができるか
ウチに…できることあるかな?って

考えて考えて…結局思いつかんかった
でもな…
今一つだけ、できること見つけた!


それは…励ますこと」

「…」

「大丈夫、
アキラは大丈夫や」

「…」

「ウチがついとんで、いつも、いつでも!」

どうやって?いつもいつでも?という言葉を、アキラは飲み込んだ

必死に励ましてくれる亜子

自分よりはるかに小さな体、
そんな亜子に励まされている自分

なんだか、おかしくて
アキラは笑みをこぼした

「ふふ」
「んな!
何で笑うん!?今、笑うとこ!?」

めぎゃんとなる亜子を直視できずアキラが腹を抱えて笑う

「ごめ、止まらな…」

「ウチ、真剣な話しとんのに!?」

「はは、ごめん」

アキラは笑うのをやめ、今度はほほえんで…

ぽん

と亜子の頭に手をやった

「へ?」
「…ありがとうね、亜子」

亜子はアキラの瞳に光が戻ったのを確信した

少しだけ赤面しながら笑顔になる

「…どういたしまして」


ふふ、と二人で笑いあう

−私の後ろには亜子がいる
何を恐れることがある
何に臆することがある…
怪我など、失敗など…

恐れるに足りない

身を縮めていたら前になんか進めない

…壁に当たったら、壊してみせよう、二人で−



(fin.)




盆さんの絵に酔いしれました…!
本当になんていっていいのか…すごく、悶えました…
感謝しても仕切れません…!

重ねて…感謝しても仕切れない…!!





盆さん最高!!


↑よかったら押してくださいw

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