2008.11.13 (Thu)

エーゲルSS『空も飛べるはず』

こんばんは!
半ば衝動的に「青いエーリカが見たい…!」と思って書き始めたSSができたのでうpしますー><

「お、やっと図書館島関係以外の更新か」
と、思われた方!
…すいません、これも図書館島関係と言えば関係です/(^o^)\

今回、図書館島で出す本は2冊あるのですが、片方がネギま以外のジャンル本になっていて、「ストライクウィッチーズ」「なのは」「幻想水滸伝」などが収録されています。
このSSはその中でも、ストウィチのSSに関連したSSになります。
前話みたいな感じで。


だから微妙に図書館島関係になってしまいましたが…。
あと3日ですし、今しばらく、お付き合いくださいね><

ちなみに、このSSは前後編に分かれていて、今日は前編のみの掲載になります。
後編は明日更新する…よ、予定は未て(殴打)


それでは、続きからエーゲルSSをどうぞ!

※史実・アニメの設定と違うところがあります、ご了承ください。
【More・・・】
『空も飛べるはず』


初めて、というのが誰にでもあって。
今はエースだ黒い悪魔だと言われる私だけど、初めて空を飛んだ日は散々だった。


初めて飛んだとき、私は2番機として飛んだ。
1番機はゲルトルート・バルクホルン-トゥルーデはすでにエースの頭角を現し始めた頃だった。


「今日は、私の2番機として飛んでもらう。よろしく頼む、ハルトマン」


そう言って手を出す仕草、ぱりっとした軍服が周りのカールスラント軍の駐留地とよく合っていて、この人は根っからの軍人のようだ、というのが私のトゥルーデに対する最初の印象だった。


「よろしくお願いします」

今となっては階級の別なく「トゥルーデ」「フラウ」なんて呼んでいるのだから、今、このときのやりとりを思い出すとあっはっは、と笑い飛ばしたい気持ちに駆られる。


それは置いといて。
私は実際、自分の1番機が誰であろうと関係なかった。


―敵を、倒すんだ。
唯一残った家族、ウーシュを守るために―


この気持ちだけが、私の心を占めていた。

「ゲルトルート・バルクホルン、出るぞ」

その言葉にはっと意識を戻した。

大丈夫、訓練ではうまく飛べていた。できる。やるんだ。


「エーリカ・ハルトマン、出ます」
私はトゥルーデに続き、轟音を響かせ、空へとあがった。



***



「いいかハルトマン、2番機は1番機の軌道をなぞるようにして飛ぶのが基本だ。
もしも私を見失うことがあれば、インカムを通じて連絡すること。駆けつける」

訓練場で何度も聞かされたことのある言葉に曖昧に返事をすると、空へと視界を凝らした。


青い。
どこまでも広がる、この美しい空から奴らは来たんだ。
ぎり、奥歯に力が入るのを感じた。
黒い、点を見つけたから。


「敵、発見! 行くぞ、ハルトマン」
「了解」

短く返事をすると私はトゥルーデの後に続いた。




「うおぉぉぉ」
トゥルーデが両手に携えたMG42で敵を撃つ。
そのかけ声とは裏腹に、敵にはつっこんでいかず、冷静に距離を取って戦っている。
中距離射撃では命中率が下がってしまいそうなものだが、トゥルーデは他のウィッチの追随を許さないような命中率を見せていた。

一方で私はというと。

「くっ」

初めて空で戦っているのだ、エースと並んで高度な中距離射撃など、当たるはずもなく。

「なんで当たらないんだ…!」

薬莢を吐き出す爆音の合間に叫んだが、弾は一向に当たる気配を見せなかった。

「こんなんじゃ…こんなんじゃ、ウーシュを守れない!」

敵を倒したい一心で、私はトゥルーデの前へ出た。


『2番機は1番機の後ろを追え』


この言葉は完全に忘れ去っていた。

「ばか、前にでるな!!」
トゥルーデの声が耳に届いた頃には、目の前にネウロイの赤い光線が見えた。


「うあっ」



とっさに身をよじり、光線を避けたが、そのままバランスを崩して落下する。
体勢を立て直したときには視界には何も捉えられず、どちらに向かえばいいのかわからない。


ネウロイはまだ生きているはずだ。
どこから攻撃されるかわからない状況に、緊張から息が荒くなった。



―どっちだ。どっちから来る……―



はっはっ、という私の声の他に、キーンという機械音が聞こえ、私は……敵に向かうどころか、恐怖から逃げた。


『ハルトマン! 落ち着け!! 今向かっている!』

トゥルーデの声が聞こえたが、目下、後ろについている敵を振り切らなくては。
さらにスピードを上げるが、急に視界がかすみ、虚脱感におそわれた。
初めての戦闘、長時間に及ぶ飛行……魔力を使い果たしてしまったのだ、とわかった時には私の視界は逆転し、めまぐるしく流れていく景色を最後まで見ることなく、意識は暗転した。

『ハルトマン!』

遠く、トゥルーデの声が聞こえた気がした。


(To be continued...)


史実・アニメの設定(from秘め声CD)ではエーリカ(エーリッヒ)が初出撃の時にゲルトルート(ゲルハルト)は一緒じゃなかったのですが、あえてこういう形にしました。

ちなみに、後に「黒い悪魔」と呼ばれるエーリッヒも、初出撃の時はこのSSと同じく、敵を誤認して胴体着陸しているそうです。

という、にわか知識をつけてみました、間違ってたらどうしよう/(^o^)\
…そ、そのときはそのとき、ということでお願いしまs(だめだこいつ)

…後編を書きに行ってきますー(逃)




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