2008.10.15 (Wed)

エーゲルSS『Geburtstag』

今日はわけあって、ゲルトさんお誕生日SSをうpします。
誕生日じゃないじゃないか、というツッコミはごもっともですが/(^o^)\

ストウィチはなんだかんだでまだSS2本目ですね…><
書きたいものもあるので、書いていけたらいいなと思いつつ、今のところ、図書館島で出す本に2本ストウィチのSSが入る予定になっていますので、よかったらそちらもよろしくお願いしますw
と、宣伝したところで、続きからエーゲルSSどうぞ!
【More・・・】

『Geburtstag』


「起きろ、朝だぞ!」
いつものように私を起こしに部屋に来たトゥルーデに、
私は「おはようございます」と、しっかりと返事をした。
まず、私が彼女よりも先に起きていたことに驚いたらしく、
ドアを開けたままの形でトゥルーデは固まった。


「おはようございます、バルクホルンさん」
「…は?」
トゥルーデは驚きに目を開いた後に思い切り顔をしかめた。

「…何の遊びだ、ハルトマン」
「やだなぁ、そんな顔して…」
くすくす、と笑ってみせる。

「熱でもあるのか」
真剣に心配し始めたようで、トゥルーデは私の額に手を当てた。
「熱なんてないですよ」
「変なものでも食べたか」
「食べてません」
「そうか…ならば私がおかしくなってしまったんだな……」
がくり、と肩を落としてトゥルーデは扉を閉めて中に入った。
そして、目を見張る。

「ハルトマン、私はどうやらおまえの部屋を間違えるほど、重症らしい」
「間違いなく私の部屋ですよ」
「いや、おまえの部屋がこんなにきれいなはずがない」
ひどい物言いだ。
確かに、昨日の夜、一生懸命掃除したけれども。

トゥルーデはそのままベッドに座った私の隣に腰を下ろすと、
改めて、部屋を見回した。

呆然としている。

「……どういう心境の変化だ」
「やだなぁ、バルクホルンさんが昨日言ったんですよ、
『お前の部屋は汚すぎて入る気がしない!それに、もっと日常生活もしっかりしろ』って」
「…確かに言ったが……」
そしてトゥルーデは頭を抱えた。

「おかしい、確かに正しいことなのに、何故だ、違和感が……。
いやいや、待て待て。それでは部屋が汚いままでいいことになってしまう。
それにハルトマンがしっかりしているならそれはそれで、いやしかし……」

なんだか呟き始めた。
ちょっと危ないかもしれない。

「…せっかくの誕生日くらい、しっかりしたところを見せたい、って思ってがんばったんですよ?」

私はいたずら心がくすぐられてにやけそうになるのを必死で抑えて、微笑を作った。

「……そうか、今日は私の誕生日か……」
「そうですよ」

しばし、トゥルーデは考え込んで、口を重々しく開いた。

「なぁ、ハルトマン」
「……なんですか、バルクホルンさん」
私の言葉に再び片手で頭を抱えると、何かをぼそぼそと言っているので、私は耳を近づけた。
「頼むから…やめてくれ……気持ち悪い。調子が狂う」
力なく言うその姿がかわいくて仕方なくて、くすりと笑みがこぼれているのが自分でもわかる。


「気持ち悪い」なんて言ったことは水に流して、君だけにしか聞こえないように、
いつもの君の名を呼んで、誕生日おめでとう、と言葉を添えた。

Herzlichen Glueckwunsch zum Geburtstag!

(fin.)


ゲルトォォォのヘタレっぷりを急に表現したくなって勢いで書いてみました\(^o^)/
なんだかんだでハルトマンに弱いトゥルーデがいい!

感想いただけると励みになります><



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